回復期リハビリ病棟(南2病棟)
回復期リハビリテーション病棟は、主に脳血管疾患、骨折などの患者さんのリハビリテーションを行い在宅へ向けての自立支援を行います。医師、看護師、理学療法士(17名)、作業療法士(15名)、言語聴覚士(9名)、ケースワーカーが一つのチームとなり、各職種が専門性を発揮し、患者さん・ご家族の意向に沿うよう支援していくとともに、綿密なカンファレンスを行い多職種と情報の共有等を連携していき、早期の回復・能力の向上を目指します。
看護は、身体的・心理的な面での援助及びリハビリを生活動作に繋げられるようリハスタッフと協力し援助しています。疾患の知識理解を深め、高次脳障害の患者さんへのケア・摂食嚥下、リハビリ看護のケアの質を高めてゆきたいと思っています。
入院の対象となる方
- 脳血管疾患、脊髄損傷等の発症、頭部外傷、くも膜下出血のシャント手術後、腕神経叢損傷、義肢装着訓練を要する状態。
- 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節もしくは膝関節の骨折、または2肢以上の多発骨折の発症後または手術後の状態。
- 外科手術または肺炎等の治療時の安静により廃用性症候群を有しており、手術後または発症後の状態で発症後の状態。
- 大腿骨、骨盤、脊髄、股関節もしくは膝関節の神経、筋または靭帯損傷後の状態。
- 股関節または膝関節の置換術後の状態。
※対象となる疾患については、相談窓口にお問い合わせください。
365日集中的にリハビリを行います。限られた入院期間の中で、「家」に帰るための生活の準備をしていかなければなりません。訓練室でのリハビリだけでなく、安全面に配慮しながら、患者さんの能力を活かし、なるべく自立した生活をしていただけるようスタッフ全員で支援していきますので、入院生活そのものがリハビリになります。外泊訓練をして困ったことの対策を一緒に考えたり、家庭訪問をさせていただき住宅の改修や物品配置、生活における注意点などのアドバイスを行います。
障がいをもったことで患者さん・ご家族は、不安や葛藤…いろいろな思いに駆られているかもしれません。入院期間の中で、私たち医療スタッフ全員が患者さん・ご家族の気持ちに寄り添い、「希望」または「目標」をもって人生の再スタートを考えていけるよう、全力でサポートします。
病棟には、回復期リハビリテーション病棟協会主催による認定を受けた回復期リハ看護師が在籍しております。
楽しく入院生活が送れるよう、スタッフ一同心がけています。
病室環境
患者さんニーズに応じた病室環境4人床室と2人床室も間仕切り家具により多床室でも個室のようにプライバシーの確保ができます。
訓練室
病棟内に訓練室を整備専用のリハビリ棟に行けない重症者の訓練が病棟内で行えます。患者さんを中心とし、看護師と訓練士とのコミュニケーションが深まります。
食堂
オープンな食堂回復期リハビリに必要な食べる環境、オープンで明るい雰囲気、車いす~独歩に対応した環境及びレクリエーション活動に最適な環境が整備されています。
トイレ
身体の状態に応じた7つの多目的トイレが設置されています。
自主訓練
訓練時間以外も自主訓練プログラムを用意しており、看護師もサポートします。