作業療法(OT)

対象

  • 発達性協調運動障害
  • 精神運動発達遅滞
  • ダウン症
  • 自閉症スペクトラム症
  • 注意欠如多動症
  • 脳性麻痺
  • 脳卒中
  • 脊髄損傷
  • 骨折
  • 神経筋疾患 等 

目的

発達に偏りのあるお子さまや、脳の疾患によって体に不自由のある方に対して、人の生活全般に関連する遊びや作業活動を通して、感覚機能や身体機能の向上を促していきます。そして、自分らしいいきいきとした生活が送れるようにお手伝いします。

主な治療内容

一人ひとりの患者さんに合わせた治療方針を立てていきます。

発達遅滞の児に対して

身の回りのことが自分で出来るように、動作につながる遊びの提案や方法の助言を行います。

粗大運動(協調運動)の苦手な児に対して

バランス反応の向上や姿勢のコントロール向上を目指し、適応反応を引き出していけるように援助します。

巧緻動作の苦手な児に対して

手先や指先を上手に使えるように促し、鉛筆、箸、はさみ等の、道具の操作性が向上するように助言を行います。

箸の操作性向上のための訓練の様子

感覚の特徴(過敏や鈍麻)のある児に対して

感覚遊びや運動遊びを経験し、感覚の発達を促します。また、家庭での関わり方や環境調整の提案をします。

運動遊びの訓練の様子

脳卒中や脊髄損傷の後遺症など成人疾患に対して

日常生活動作能力の維持・改善のための、機能訓練や日常動
作の練習、自助具の提案を行います。

成人疾患に対して機能訓練を行っている様子