言語聴覚療法(ST)

対象

  • 言語発達遅滞
  • 精神発達遅滞
  • 自閉症スペクトラム
  • 構音障害
  • 脳性麻痺
  • 高次脳機能障害
  • 失語症
  • 摂食嚥下機能障害 等

目的

言葉の発達が遅いお子様や、脳の疾患によって言葉や知的な機能が不自由になった方、食べる機能に問題のある方に対して、言葉の発育を促したり、代償的なコミュニケーションの方法や安全に食べるための方法を提案し、人とのやりとりや食べる楽しさをできる限り感じられるようなお手伝いをします。

主な治療内容

一人ひとりの患者さんに合わせた治療方針を立てていきます。

言語発達遅滞の児に対して

児の言語能力の状態に合った教材(カード・玩具・絵本等)を用いて理解力や表出力の向上を促します。また、身振りや絵カードなどを活用したコミュニケーション方法を探っていきます。

カードを用いて訓練している様子

構音障害の児・者に対して

口唇や舌の運動や音の聞き分け練習、正しい発音方法などをアドバイスします。

脳卒中後の失語症や高次脳機能障害の方に対して

言語機能や高次脳機能の状態を確認した上で、能力に応じた代償的コミュニケーション方法を提案したり、日常生活上の問題に対する改善方法を一緒に探っていきます。

摂食嚥下機能障害の児・者に対して

咀嚼や飲み込みの状態を評価し、能力に合った食事形態や食事姿勢、摂取方法などの提案を行います。

摂食訓練の様子

聴覚障害の方に対して

聴力検査、補聴器の調整などを行います。

聴力検査の様子